【横浜 整体】更年期症状・冷え性の原因は骨盤の歪み？骨盤底筋を鍛えて対策 | 横浜ロイヤルカイロプラクティック

骨盤の歪みが及ぼす影響

骨盤は私たちの体の中心に位置し、重要な役割を果たしています。左右の腸骨、仙骨、尾骨で構成されており、内臓を支える、姿勢を維持する、体重を下半身に伝えるといった機能を有します。しかし、日常生活での偏った姿勢や運動不足などにより、骨盤が歪んでしまうことがあります。骨盤の歪みは、姿勢の乱れ、腰痛や肩こり、内臓の位置のズレ、血行不良、ホルモンバランスの乱れなどを引き起こす要因です。

更年期症状と骨盤の関係

特に女性の場合、骨盤の歪みは更年期症状とも深い関係があります。更年期はエストロゲンの分泌が減少し、様々な身体的・精神的変化が起こりやすい時期です。骨盤の歪みがあると、ホットフラッシュの増加や不眠の悪化、気分の変動が激しくなるなど、このような症状が顕著に現れるケースも少なくありません。骨盤の歪みを改善することで、これらの症状を和らげられる可能性があります。

冷え性の原因と症状

• 自律神経の乱れ
• 皮膚の感覚低下
• 血行不良
• 筋肉量・筋力の低下
• ホルモンバランスの崩れ
• 偏った食生活
• 喫煙習慣
• トリガーポイント（筋肉のしこり）

これらが原因で体温調節機能が正常に働かなくなり、冷え性が引き起こされます。特に、自律神経の乱れは現代社会において増加傾向にあり、注意が必要です。

また、冷え性の症状は以下のとおりです。

身体の冷えに関する症状

• 手足が慢性的に冷たい
• 冷房で急激に身体が冷える
• 入浴後すぐに身体が冷える
• 重ね着をしても温まりにくい
• 就寝時に手足の冷たさで寝付けない

冷えによる不調

• 発汗しにくい
• 体重が減りにくい
• 不眠
• むくみ
• 肩こりや頭痛
• 低血圧
• 胃腸のトラブル（便秘・下痢）
• 女性特有の症状（生理不順、生理痛、PMSの悪化）

これらの症状が複数当てはまる場合、冷え性の可能性が高いと考えられます。冷え性は放置すると様々な健康問題を引き起こすため、早めの対策が重要です。

骨盤の歪みが引き起こす血流障害

骨盤が歪むことで血管や神経が圧迫され、血流障害が起こることがあります。

下半身の血行不良

• 足のむくみや冷えの原因になる
• 長時間の立ち仕事や座り仕事で悪化しやすい

骨盤内にある臓器への血流低下

• 子宮や卵巣などの機能低下を引き起こす
• 生理不順や不妊の一因になる

腰部や背中の血行不良

• 腰痛や肩こりの原因になる
• 姿勢の悪化にもつながる

これらの血流障害は、身体の様々な部位に影響を及ぼします。例えば、下半身の血行不良は足のむくみや冷えを引き起こすだけでなく、全身の代謝にも悪影響を与えます。また、骨盤内にある臓器への血流が滞ると、女性特有の症状を引き起こすリスクが高まります。子宮や卵巣などの機能が低下することで、生理不順や不妊といった問題につながるかもしれません。さらに、腰部や背中の血行不良は、慢性的な痛みや不快感を引き起こします。

姿勢の変化

• 猫背になる：背骨が丸まり、猫背になる人が増える
• 肩の高さが違う：片方の肩がもう片方より高くなることがある
• 骨盤が左右に傾く：骨盤が左右に傾くと、腰の位置が左右で変わって見える

体の痛み

• 腰痛：骨盤の歪みは、腰椎への負担を増やし、腰痛を引き起こすことがある
• 肩こり：猫背になると、肩の筋肉が緊張し、肩こりが悪化
• 膝の痛み：骨盤の歪みは膝への負担を増やし、痛みを引き起こすことがある

足の変化

• 足の長さが違う：骨盤が歪むと、左右の脚の長さが違って見えることがある
• O脚やX脚：骨盤の歪みが原因で、O脚やX脚になることも

骨盤は体の土台のようなもの。骨盤が歪むと、その上に支えられている背骨や首、肩の位置も変わってしまいます。そのため、全身のバランスが崩れてしまうのです。

冷え性が更年期症状を悪化させるメカニズム

冷え性は、更年期症状を悪化させる要因の一つです。その理由は、冷えがホルモンバランスや血液循環に悪影響を与えるためです。冷え性が更年期症状を悪化させる主なメカニズムは以下のとおりです。

自律神経の乱れ

冷えによって交感神経が過剰に働き、副交感神経の機能が低下します。その結果、ホットフラッシュや寝つきの悪さなどの症状が悪化します。

血行不良による代謝低下

冷えによって末梢血管が収縮し、血流が悪くなります。代謝が低下することで、疲労感や倦怠感が強くなります。

ホルモンバランスの乱れ

冷えは女性ホルモンの分泌にも影響を与えます。エストロゲンの分泌が低下し、更年期症状がより顕著になります。

筋肉の緊張

冷えによって筋肉が緊張し、肩こりや腰痛が悪化します。これらの症状は更年期特有の不調感を増強させます。

免疫力の低下

冷えは免疫機能を低下させ、体調不良を引き起こしやすくなります。更年期症状と相まって、より体調管理が難しくなります。

冷え性は更年期症状を複合的に悪化させる要因となります。そのため、更年期症状の改善には、冷え性対策も同時に行うことが重要です。骨盤の歪みを改善し、血行を促進することは対策として効果的です。

骨盤底筋の機能と役割

骨盤底筋は骨盤の底部に位置する筋肉群です。骨盤底筋には、私たちの身体を支える重要な機能があります。

内臓を支える

骨盤底筋は、骨盤内にある膀胱・子宮・直腸などの臓器を支え、正しい位置に保つ役割があります。これらの臓器を下から支えることで臓器の脱出を防ぎ、正常な機能を維持できます。

排泄のコントロール

骨盤底筋は、尿や便の排出を制御する機能を持っています。筋肉の緊張と弛緩により、尿道や肛門の開閉をコントロールし、適切なタイミングで排泄を可能にします。

腹圧の調整

骨盤底筋は、腹腔内の圧力を調整する役割も担っています。例えば、咳やくしゃみをしたとき、重いものを持ち上げたときなど、腹部に力が入る際に腹圧が上昇します。このとき、骨盤底筋が適切に働くことで腹圧の上昇による臓器への負担を軽減し、身体を安定させることができます。

また、骨盤底筋の状態は、姿勢の維持、性機能の向上、出産時のサポート、骨盤内の血流改善などにも影響をもたらします。

骨盤底筋の衰えが引き起こす問題

骨盤底筋群が弱まると様々な問題が生じます。

• 排泄に関する問題…尿漏れ、頻尿、便秘
• 身体的な変化…ぽっこりお腹、タレ尻、姿勢の悪化（猫背など）、O脚やX脚、むくみ
• 慢性的な不調…肩こり、腰痛、浅い呼吸
• 重篤な症状…骨盤臓器脱

これらは単に不快な症状というだけでなく、生活の質を大きく低下させるおそれがあります。例えば、尿漏れの不安から外出を控えるようになったり、夜間頻尿で睡眠不足になったりすることで、社会生活や仕事にも支障をきたすことも考えられます。また、姿勢の悪化や慢性的な不調でさらなる体調悪化を招くなど、悪循環を生み出しかねません。

このような問題を解決するうえで、骨盤底筋を意識的に鍛えることが大切です。簡単なトレーニング方法として、骨盤底筋エクササイズがあります。

• 尿を我慢するような感覚で骨盤底筋を収縮
• 5秒間キープし、その後リラックス
• 1日10～15回程度繰り返す

日常生活の中で骨盤底筋を意識することで、徐々に筋力を向上させることができます。継続的なトレーニングにより、更年期症状や冷え性の改善にもつながる可能性があります。